SleepyMan

りおの生活雑記帳。心身の健康、仕事の効率化など、思いついたネタを綴っていきます。

日本国憲法前文

 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。

憲法前文を暗記することへの疑問

 昔々、小学生か中学生の時に、社会科の授業で日本国憲法の前文を先生の前で一言一句間違えずに暗唱するという課題が与えられました。筆記テストの穴埋め問題も出されたように記憶しています。これほど強制的に覚えさせられる日本国憲法前文ですから、内容に疑いようのない神聖なものであると当時思い込んでいました。
 以後、政府が憲法解釈を恣意的に変更したとか、憲法は何が何でも一言一句変更してはならないとかいうニュースに触れるたび、以下のような疑問が浮かんでくるようになりました。

  • この憲法は解釈の説明が必要なほど曖昧な内容であるのに、これを一言一句間違えずに暗唱させる意義は何なのか。
  • この憲法が国民の厳粛な信託に基づいて制定されたなら、これまでに憲法にうたう国民の崇高な理想や平和を愛する諸国民の公正と信義などが変わることが全くなかったのか。
  • 「法律体系はすべてお上が決めたことであり、自身がほとんど関与できなかった」ものと国民が勘違いしているため、これまでに当事者意識があまりにもなかったのではないか。

日本国民が理想の国家像を蔑ろにしてきたツケ

 法律は国民相互の約束事であり、これに解釈を差し挟んで意味を曲げてしまうようでは、厳粛に字面を維持し続けて改正しないことの意味が全くなくなると考えます。一通りにしか解釈できなければ、解釈した者の思想が多分に織り込まれるおそれがあります。
 また、時代の流れに即して国民の要請に応える憲法でなければ、まさに国民の信託を十分に反映したものにならないでしょう。今では護憲、改憲、現行憲法無効論など様々ありますが、根底に国民の厳粛な信託がなければ、血の通った実り多い憲法にはならないでしょう。